みんなの想いを実現する「あったかいDX」
【概要】 銭湯を通じて高齢化社会に対応するコミュニケーションの場を創造する 【提案に至った現状、課題、背景等】 我が三重県の銭湯(一般公衆浴場)は減少の一途をたどっています。 桑名(1)、四日市(3)、津(4)、松阪(3)、伊勢(5)、熊野(1)、伊賀(2)、名張(1)の19軒しかありません。また温泉はまちから離れていますし、郊外型の大型温浴施設も同様です。ここではまちの銭湯に絞って提案いたします。 銭湯の存在意義はたくさんありますが、高齢化という切り口で考えると ・家の風呂を沸かす必要がなくなる(風呂掃除が不要) ・ヒートショックなど温度差による心臓への負担が少ない ・まんいち体調が悪くなってもまわりのお客さんが助けてくれる ・独居の場合には離れて暮らす子や孫も自宅の風呂より銭湯のほうが安心できる ・仲間がうまれる、話し相手ができるなど、コミュニケーションができる など、とくに高齢の方にとっては生活のよりどころになりえます。 ところが前述の通りまちの銭湯は減少の一途をたどっており、このような良い点をうみだすことができなくなりつつあります。 もちろんデメリットとしては、湯銭が必要、往復の足の問題などもありますが、これらは今回の提案の中で十分解消できます。 そこで以下の通り提案いたします。 「どこのまちにも銭湯を」 やめてしまった銭湯はたいていどの町にも存在します。住居兼用であったり解体費用がかさむなどの理由でやめたままになっているケースがたくさんあります。その銭湯を借り上げ再生しまちの銭湯として復活させます。もちろん経営者を募集してもいいかもしれませんし、市やまちに運営をまかせるのもいいでしょう。 アクセスについてはシルバー世代のドライバーにワゴン車送迎を行ってもらうことで解決できます。実際、伊賀では共同浴場の閉鎖後に銭湯への送迎を行っています。 これらの取り組みは既存の銭湯への影響を考え、商圏を守り近接しないこととし、とくに銭湯ゼロエリアに対し注力していくことにします。 まとめ できるだけ助けを借りずお風呂を楽しみたい!という前向きな気持ちに手助けになる取り組みであると思いますし、長寿県となることで福祉関連の予算を圧縮できるかもしれません。喫茶店にお年寄りが集うように銭湯にもお年寄りが集うはずです。