- アイデア番号
- @00115
母語をはじめとした文化を伝えられる環境づくり
- 寄稿者
- いのうえさん
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- 投稿日時
【概要】
オンラインツールを利用して、自分のルーツである国の人とルーツ言語で話す機会をつくる。三重県在住の外国人、外国にルーツをもつ子どもを国別(言語別)に調査し、オンライン会議を主催し、その後の交流につなげる。
①子どもへは母語教育(会話)、文化理解のきっかけづくり。
②大人には生活にかかわる情報交換(母国に関する食材や生活用品・イベント)などに活用し、三重県で暮らしつづけるための心の健康に役立てる。
③共生のための掛橋になる人を子ども世代から育てていく。
④国際交流を「外国語を話す」事だけでなく、外国の文化や考え方をを理解し、外国の人の価値観にあった三重県のPRができるような人材育成につなげる。
⑤外国語を母語とした高齢者の認知機能低下に備える。
【提案に至った現状、課題、背景等】
子どもたちへの「日本語教育」について先進県と言われている三重県ですが、県全体に行き渡っているとは言えず、近年重要視されている「自分のルーツを大切にする」教育は特に遅れているようです。
【同じ言語を話す「子ども」が身近に居ない】、【親のどちらかが日本人】に、自分のルーツ言語や文化を理解・習得できない子が多く居ます。所属の学校でフォローするのが本来の姿だそうですが過疎地域や南勢地域では特に現実的でありませんし、普段から会話をしなければ身につきません。
オンラインイベントが普及している今、普通なら交流できなかったであろう同じルーツを持つ人との会話や情報交換が可能になりました。
きっかけを作り、続けていくことによって子ども世代が大人になる頃には、インターネットツールを使って世界に三重県をPRできる人が増えるのでないかと思いました。
さらに、母語が外国語の人も当然高齢になると認知機能が低下し、日本語が理解できていたのに、母語しかわからなくなって介護が難しくなる事例がでてきたようです。せめて、肉親とは会話ができ、安心して暮らせる環境を時間をかけてつくった方がいいと思います。